会社概要
会社概要
会社名 | 株式会社ふる里
|
所在地 | 静岡県浜松市北区豊岡町415-1
|
電話番号 | 053-437-1228
|
FAX番号 | 053-437-1280
|
代表者 | 渡邊 純子
|
設立年月日 | 創業 : 昭和22年5月1日
法人設立 : 昭和29年8月26日(前身となる(株)ふる里の設立年月日)
|
資本金 | 1,000万円
|
従業員数
| 40名(パート含む)
|
業種
| 和菓子の製造販売
|

ふる里の名前の由来

昭和25年、広島での国体に向かわれた天皇陛下は、浜松でお召し列車を乗りかえられました。その折、お茶の友に選ばれたのが、当時、新聞、雑誌に取り上げられて評判だった"ふる里"。通常、めったに召し上がらない陛下が、この"ふる里"をお口に運ばれて、"おいしい"と言われました。陛下がおいしいと言われたのは、四国のソバ饅頭と、この"ふる里"であったと、
後に侍従から聞かされ。中西幸太郎は感涙したということです。
この"ふる里"は、故・中西幸太郎の半生の苦難が刻まれた作品と言えます。
岐阜県武儀郡武儀村の農家に生れた彼は、3人兄弟の末っ子。上の2人も早くから働きに出、母ひとり子ひとりの生活が続きましたが、やがて一念発起して京菓子屋に丁稚に出ました。
来る日も来る日も、案じるのは、たったひとり、岐阜のふる里に置いてきた母のこと。野に咲くタンポポを見ればふる里を想い出し、ふる里は、そのまま母の面影を偲ばせるのです。
やがて、戦争が始まり、そして終わり、戦後の混乱の中で、中西幸太郎はお菓子づくりで糊口をしのぐしか道はありませんでした。
しかし、ちょうど関西と関東の中間に位置する浜松人の味覚は、生粋の京菓子職人として修行した彼の手づくりの味に、さしたる評価を与えてくれませんでした。京菓子としては、むしろ邪道とされるゴマやユズの香り、こってりとした甘味が喜ばれるとあって、改めて一から修行し直したのでした。
やがて、天竜川沿いでとれる上質のシソを用いた、独特の和菓子をあみ出しましたが、関東好みのシソの風味と、関西好みの洗練された甘味とがマッチして、またたく間に、浜松の一大銘菓としてヒットしたのです。
菓名を付ける時、彼は迷うことなく"ふる里"と命名しました。
母を呼び寄せたい、ふる里の母を喜ばせたい - という一心から生れたお菓子だからです。
菓名を付ける時、彼は迷うことなく"ふる里"と命名しました。
母を呼び寄せたい、ふる里の母を喜ばせたい - という一心から生れたお菓子だからです。